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信越トレイル（第6セクション）（伏野峠より天水山まで） |
 天水山への中間地点のブナの尾根道を行く 2008/9/15撮影 |
天水山への最終区間の伏野峠、天水山間はブナの森がより一層深く、広く分布を見せております。 コース的には80kmの中では一番アップダウンが見られ、尾根からは深く切り落ちて、緊張の箇所もいくつかありました。 このエリアもいままで人の手があまり入っていず、豊かな植生が見られます。 特に尾根沿いにはイワウチワの群落が随所に見られ、雪解け後の花の季節はさぞかし素晴らしい光景が見られる事でしょう。 また天水山山頂周辺のブナの森は素晴らしい光景を維持しており、芽吹きから新緑、そして秋の紅葉の季節は素敵なブナの森の光景が見られる事でしょう。 |
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| 全コース 斑尾山-万坂峠-袴岳-赤池-沼の原湿原-希望湖-毛無山-涌井-旧富倉峠-北峠-黒岩山-桂池-平丸峠-和平-戸狩スキー場-仏ヶ峰-小沢峠-ブナ美林-鍋倉山-黒倉山-関田峠-梨平峠-牧峠-宇津ノ俣峠-伏野峠-須川峠-野々海峠-深坂峠-天水山（総延長80km） （赤色の部分がこのページの紹介部分です） |
・コースと所要時間 |
伏野峠登山口ー（45分）ー須川峠ー（1時間20分）ーゴンドラリフト分岐地点ー（45分）ー野々海峠ー（50分）ー深坂峠ー（30分）ー三方山ー（45分）ー天水山ー（55分）ー松之山口 合計タイム6時間00分（休憩時間含まず） |
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天水山への最終区間は伏野峠よりのスタートとなります。 いきなりの朝の登りとなりますので、ゆっくり目のペースが良いでしょう。 ブナの森が素晴らしいので、朝の新鮮な空気をいっぱい吸って身体にかつを入れてスタートして行って下さい。 |
 登山口を出発してゆく |
 ブナの森を行く |
 須川峠に向かって |
 登りの斜面を行く |
 須川峠に向けて |
 須川峠の道標 |
信越トレイルの開発に関しましては、地元のボランティアの人達の手を借りて、80kmに及ぶトレイルを開発して来ました。 最後の牧峠から天水山までの30kmの区間も約3年2ヶ月の歳月をかけて、開発してきました。原生林の中をGPSとコンパス、あとは人間の感をたよりに開発をすすめ完成させました。 歩いてみますとその大変さが充分に認識され、感謝の気持ちと開発の苦労に大きな拍手を送りたいです。 |
ブナの寿命は約500年と言われております。 長い年月の間に朽ち果てて行ったブナも多くありますが、そのブナたちもしっかり子孫を残し、自然の森は循環により、豊かに形成されております。 地球温暖化の時代、この豊かな森を維持出来る取り組みも今後大切になって来るでしょう。 |
 原生林のブナの森を行く |
 ブナの尾根道を行く |
 途中の道標 |
尾根道のブナの回廊を行く |
標高1129mの菱ヶ岳を望む。 菱ヶ岳はこの地域のシンボルとして親しまれて来ました。 豊かなブナの森と清らかな水は地域の人達にも多くの恵みがもたらされております。 |
 菱ヶ岳を望む |
 ブナの尾根道を自然を身体いっぱいに感じて歩く人々 |
 西窓湿原を望む |
 幻想的な霧とブナ |
 野々海峠に到着 |
 野々海峠にて一息入れ、ふたたび天水山を目指す |
野々海峠と深坂峠の間にある信越トレイルの道標箇所は信州の最北端に位置しております。 北から南まで縦長の信州は季節感も大きなひらきがありますが、信州の最北の地を歩く気分はまた感慨もあります。 |
 信州の最北端に位置する信越トレイルの道標 |
 霧の中のブナの森 |
 深坂峠の道標 |
 深坂峠の石碑 |
深坂峠は古くは大和朝廷の時代よりこの峠が利用されており、越後と信州の交通の要所となっておりました。 越後や北陸の塩や海産物、産物などがこの峠から運ばれ、また信州からは紙や山菜、加工品などが越後や北陸へと運ばれ、お互いの不足している物が流通され、生活文化の貢献にこの峠が活発に利用されて来ました。 物資の運搬には多くの馬も使われ、峠越えで亡くなった馬たちも多かったと推測されます。 |
 深坂峠にある馬頭観音碑 |
 深坂峠から天水山へのトレイル道標 |
 深坂峠より天水山のトレイルに入る |
標高1139mの三方岳山頂に到着。 深坂峠から約40分の登りで三方岳山頂に着く。 視界はあまり良くなく、さらに新潟県側はするどく落ち込んでおりますので、注意をして登って下さい。 |
 三方岳山頂の道標 |
 ガスが回り始めた尾根を行く |
天水山は信越トレイルの最終地点（又は出発地点）になっております。 山の北側斜面は目を見張る素晴らしいブナの森が広がっています。 この地区の人達が大切に守って来た大切な森は今は多くの人達が信越トレイルを利用して見る事が出来ます。 |
 山頂へ方向に立ち並ぶブナの森 |
 もう一息で天水山山頂 |
 天水山山頂道標 |
 ガスが巻いて来た天水山山頂にて記念撮影 2008/9/15 PM3時53分撮影 （2日間かけて30kmを走破し天水山山頂に到着した開通記念トレッキングに参加した人達（総勢は約80名程）。この中には今回の30kmを含めて80kmすべて走破した人達もおりました。） |
 天水山北斜面のブナの森を下山し帰路に付く |
信越トレイルが80km開通され、これから多くの人達がこの80kmにチャレンジをすると思われます。ご自分の体力、気力を充分に把握して無理のない計画で、この素晴らしいトレイルを楽しんで下さい。 春の芽吹きから新緑、夏の涼風のブナの森、秋の紅葉の色合い、そして冬のスノーシューも美しい表情の関田山脈を見る事が出来、また新しい出会いも生まれるでしょう。 いつまでも健康で自然を愛し楽しみましょう。 ー記・写真 山田 輝ー |
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・信越トレイルマップ （信越トレイル全行程マップ） |
・信越トレイル6（伏野峠より天水山へ） |
アクセス |
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［車］上信越自動車道豊田飯山IC下車40分 ［電車］長野新幹線長野駅下車-飯山線戸狩駅下車 |
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お問い合せ |
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信越トレイルクラブ 0269-69-2888 |
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信州の登山、トレッキング情報を中心に季節の花情報、行楽情報等の最新の情報を発信しております。 |
・周辺情報 |
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