国宝 仁科神明宮 ー大町市ー


国宝 仁科神明宮 (中門、釣門、本殿)

仁科神明宮は仁科御廚鎮護(にしなみくりやちんご)のために勧請されたのですが、その創始の年代については明らかになっておりません。現存の社殿は寛永13年(1636年)松本藩主・松平直政が式年造営を奉仕、藩士池田吉久を奉行とし、大工金原周防をして造替せしめたものです。

社殿は本殿、中門と両者を連絡する釣屋から構成されております。構造手法に古式がうかがわれ、細部は大体室町時代の様式を伝えております。

文献の示す上では少なくとも永和2年(1376年)以来20年目毎に式年造営が行われて来た事が示されております。
昭和14年に保存法による解体修理が行われました。本殿は神明宮の原型式を濃厚に保存している点、建築史上、貴重な構造を持っている。

本殿、中門、釣屋から構成されている社殿は昭和28年に再度、国宝に指定されており、また式年造営の際の棟札が明治時代以前のものが27枚保存されており、これも国の重要文化財(国宝)に指定されております。


 
仁科神明宮・石塔
 仁科神明宮は我が国最古の神明宮として国宝に指定されているほか、数多くの文化財を有しております。

樹齢700年にも及ぶ杉、檜などの古木が林立する自然環境は極めてまれで、貴重な自然遺産ともいえます。

 
参道と仁科神明宮の鳥居

 
神明宮境内への入り口

 

 
手洗い場
 
社務所

 
本殿への石段

 
木立の中の拝殿

 

 
拝殿とその奥に中門

 
中門、釣門、本殿の全景


中門内部とその奥に本殿

 
元の御神木
 
宝物殿

 

 
三本杉(真ん中の1本は突風により倒木)

 

 
大杉(現在は2本杉)

 仁科の里と山並み(神明宮附近より撮影)

アクセス
[車]長野白馬オリンピック道路途中の青具より大町市内へ、
市内手前のトンネルを抜け信号を左折、約20分
お問い合せ
大町市役所 観光振興課 0261-23-4304


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