北穂高岳と北穂高小屋


北穂高岳と山頂の北穂高小屋
北側をナイフで削り取られたように、絶壁の壁が深く切れ落ち、人を寄せつけない、そんな厳しい山容の北穂高岳は日本の山岳の中でも特異な存在と言えます。山容の厳しさとはうらはらにそこからの眺めは多くの人達を魅了させ、ふたたびこの地に足を運ぶ人達が後をたたない。
北穂高小屋はその頂上に建ち、訪れる人達を細やかな気ずかいで、暖かく迎えてくれる。


南岳途中より北穂高岳を望む


標高3106mの山頂指標

あかりの灯る玄関入口


フロント風景
受付けのフロントにて
「どちらからですか」とフロントの人に聞かれ「槍ヶ岳から来ました」と返答しましたら「それはお疲れさまでした」と大キレットを越えて来た労のねぎらいの気持ちがとてもうれしかった。


天井の柱、大工の棟梁のネームが入っておりました

2階から3階に上がる階段


寝所の風景
使い込まれた寝室の廊下や階段。


団欒

食事処

山小屋の中では小さな食堂で、使い込んだ木造りの雰囲気がとても良く、食事も山小屋風でなく、どちらかといえばペンション風の洒落たメニューとテーブルセッティングになっておりました。ご飯も少なめに盛ってあり、お代りは自由で、係りの人が近くに居り、すぐお代りを盛って来てくれるサービスが新鮮でした。夕刻雨が降りテラスのテーブルと椅子が濡れていたが雨が上がるとすぐ、椅子とテーブルをふいてくれていた、こまやかなサービスが心地よかった
トイレも清潔にしてあり、細かい気配りを随所に感じました。
-記・写真 山田 輝-


大キレットより滝谷の尾根を望む
大キレットを通過する途中にこの滝谷に出会う。垂直の岩壁、急峻な尾根、そして深い深い目もくらむ谷、穂高はスケールといい、険しさといい、美しさといい、人間が考える自然の造型を超越した、凄さがあります。
人間は大自然の中では点である。点がこの岩陵の世界を征服して行く。人間もまた偉大です。

昔から滝谷は「鳥も通わぬ滝谷」と云われ、垂直の岩壁は人も、鳥も寄せつけない険しい岩陵の世界。しかしすぐれたアルピニストは好んでこの滝谷に登攀挑戦をする。

真近に見る北穂高岳滝谷


大キレット風景と北穂高岳全景を望む


北穂高小屋のテラスより
(今回はあいにく午後からガスが出て来て周囲の景色を写すことが出来ませんでしたが、ここからの景色は素晴らしすぎて言葉では言い表せん)涸沢から3時間です。


北穂高小屋のテラスより涸沢カールと前穂を望む


北穂高小屋テラスより朝のご来光(正面に常念岳を望む

槍ヶ岳 3180m 槍沢から
槍ヶ岳 南岳 大キレット 北穂高岳へ
北穂高岳 涸沢 横尾 上高地へ
槍ヶ岳の花たち
北穂高岳と北穂高小屋
北アルプス登山マップ(槍・穂高・アルプス銀座・常念山脈)

アクセス
[車]長野自動車道松本ICから国道158号線を梓川沿いを沢渡まで、ここからバスで上高地へ入山
[電車]JR中央本線松本駅より-(松本電鉄上高地線30分)-新島々ここからバスで上高地へ入山
お問い合せ
松本市アルプス観光協会 0263-94-2221