セツブンソウ(節分草) 千曲市戸倉


北限のセツブンソウ群生地 -千曲市戸倉-

千曲市戸倉のセツブンソウの群生地は地域の人達が丁寧に守り保護して来ました。

千曲市では昨年の2006年に「珍奇または絶滅にひんした植物の自生地」などとして、戸倉の1万2000平方メートルと倉科の約2000平方メートルを市の天然記念物に指定。

両地域では2006年11月以降、市民らによる下草刈りや遊歩道の整備をして、一般公開に踏み切った。

戸倉地域では2007年2月に発足した「戸倉セツブンソウを育てる会」(会員約60名)が毎日群生地を見回っている。

地域では「群生地は地域の誇り、貴重な花への理解を深めてほしい」と呼び掛けている。



節分草春の情報
(2019年3月12日情報)
千曲市戸倉地区のセツブンソウ群生地のセツブンソウは3月2日はまだ雪の下でしたが、3月8日頃から開花が始まりました。春の妖精(スプリングエフェメラル)と呼ばれる節分草はいち早く春の訪れを告げております。

3月12日にはかなり開花が始まって来ており、3月中旬後半にはかなりのセツブンソウが開花し見頃が予想されます。3月いっぱいは楽しめそうです。


キティパーク看板
セツブンソウ群生地は千曲市戸倉のキティパーク内より進入路が整備されております。
車は進入路よりは入れませんので、内の駐車場に駐車してそこから徒歩でいきます。
群生地までは徒歩で約15分程です。

松尾芭蕉の更級紀行の舞台となった千曲市戸倉の風景。
更級そばの本場千曲市戸倉にはそばの名店も数多くあります。

戸倉地区の風景


戸倉宿キティパーク内の案内板

セツブンソウ群生地進入口風景


案内看板
千曲市域では花(がく片)は3月中旬から下旬にかけて開花する。長野県内のセツブンソウ群生地では戸倉地区が最大級となっている。また倉科地区も大規模な群生地となっている。
また長野県のセツブンソウ群生地の北限にあたっている。


木陰に群生をして咲くセツブンソウ


落ち葉とセツブンソウ

早春の日差しの中のセツブンソウ

この日はまだ風の冷たく、木陰に入るといっそう風が冷たく感じる日でした。
ところどころに雪も多少残り、早春賦の唄のような気候でしたが、セツブンソウはしっかり咲いておりました。

今年は例年より10日ほど早く咲いたセツブンソウ 2007/3/14撮影


早春の淡い光に当たり咲いているセツブンソウ

セツブンソウは山地の木陰を好む植物ということで、北向きの山の斜面に群生していました。
貴重な日本固有の植物ですので、いつまでも丈夫に育ち、繁殖をしてくれればと願っております。

群生地風景


セツブンソウ群生地の風景

アクセス
[車]上信越自動車道更埴IC下車20分
[電車]しなの鉄道戸倉駅よりタクシー10分
お問い合せ
千曲市観光協会 026-275-1326



セツブンソウ(節分草)

セツブンソウはキンポウゲ科に属し日本特産で、山地の木陰などに群生する小形の多年草。
現在は絶滅危惧種に分類されている貴重な日本の個有種。
高さは5〜15センチあり、その先端に白色でかわいらしい花を1個付ける。花は径約2センチ。花びら状に見えるのは5個の萼片である。花弁は5個あるが退化して目立たず、黄色の蜜線になっている。和名は節分草で、早春の寒さをしのいで芽を出し、節分の頃開花するのでこの名がある。初夏には地上部は枯れる。

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