世界遺産・飛騨白川郷


飛騨白川郷合掌造りの里
飛騨白川郷は平家落人の隠れ里といわれ、古くから外部との接触の少ない土地柄で、この地に逃げ隠れた先人たちは、ここを永住の地と定め、山野の恵みをいただき、ひっそりと暮らし続けてきたと言われております。


村人たちは村人との交流を深め、祭りや行事、大掛かりな作業は村人大勢で行って来たといわれます。


白川郷は1995年に世界遺産に登録され、独特の民家の形式である「合掌造り」家屋を中心とした山村と、集落の歴史的景観とその周囲の自然環境が良好に保存されていて、日本を代表する歴史的遺産として高く評価され世界遺産登録となった訳です。


古いものは約300年前の建物でそれがそのまま現存して、そこに今なお生活をしている人々がおられます。




秋の日に映える白川の郷
白川郷には現在113棟の合掌造りの家が存在し、今なお村の人々は生活を営んでおります。

「合掌造り」とは
木材を梁(はり)の上に手の平を合わせたように山形に組み合わせて建築された、勾配の急な茅葺きの屋根を特徴とする住居です。
こうした建物はほかの地方にも見られますが、白川では「切妻合掌造り」といわれ、屋根の両端が本を開いて立てたように三角形になっているのが特徴で積雪が多く雪質が重いという白川の自然条件に適合した構造に造られています。
また、建物は南北に面して建てられおり、これは白川の風向きを考慮し、風の抵抗を最小限にするとともに、屋根に当たる日照量を調節して夏涼しく、冬は保温されるようになっています。

白川郷観光案内所

見所等たくさんあり、また散策も範囲が広くマップ等や見所等の案内もしてくれます。

白川郷観光案内所


のどかな田園風景と合掌造りの家

合掌造りの歴史
大昔は地面に穴を掘り、その上に直接合掌を組んで、人々が居住していたようです。その後、焼畑のほったて小屋となって風や雪に耐えられるよう工夫したり、茅(ススキ)やソネといった土地特有の建材を利用するなどの改良が行われ、現在の合掌造りの形に近づいていったと云われます。合掌造りの基本的な形が完成するのは、養蚕の影響を受けた民家が出現する18世紀以降、すなわち江戸中期より後のことと考えられます。現在確認されているものでは、下呂町に移築さた大戸家の棟札に、1833年(天保4年)越中長坂村大工新右衛門ら4人の職人によって建てられた、との記録があります。


4層の合掌造りの家

側面よりの合掌の家


稲穂と3層の合掌の家が並ぶ

今なお生活の匂いのする合掌の家

「合掌造り」は、叉首構造の切妻屋根とした茅葺きの家屋で、一般の日本の民家に比べて規模が大きく、屋根の勾配が急傾斜となっています。このような形式の家屋が造られたのは、降雪に対処するためですが、養蚕などの用に供するため小屋内の空間を広く大きくとる必要があったからでもあります、多くの場合、小屋内を2〜3層、あるいは規模の大きな家屋では4〜5層に造って効率的な利用を図っています。
小屋内をこのように活用するのは日本の農家では極めて珍しく、また、聳え立つような大きな三角形の妻面をみせる家屋が群となって並び立つ集落景観は、他の地方には見られない独特のものです。


稲穂と合掌の家

和田家住宅(重要文化財)

村指定 昭和45年12月25日
県指定 昭和47年1月11日
国指定 平成7年12月26日

和田家は天正元年(1573年)以来、代々弥右衛門を名乗っていたことが知られている。江戸時代には名主や牛首口の番人役人を務めると共に白川郷の重要な現金収入源であった焔硝の取り引きによって栄えて行った。

和田家住宅の建築年代は不明であるが主屋、土蔵、便所ともに江戸時代中期の建築と考えられる。和田家住宅は合掌造りの家としては最大級の規模を持ち、質の高い建築であり、式台付きの玄関を備えるなど、格式の高い造りとなっている。世界遺産白川郷の合掌造り集落を代表する民家です。

和田家住宅


庄川の風景
白川郷は庄川をはさんで東側と西側に集落が集まっている。規模は庄川の東側の方が断然に多く存在する。

白川郷の中をのんびり散策を楽しむ人達。

のどかな白川郷


庭先のコスモスの花

白川郷のおみやげ屋


のどかな田園風景の白川郷
白川郷のまつり

山々が紅葉に染まり、実りの収穫が終わる9月終わり頃から10月中旬まで白川郷の5つの地区では、豊作の秋を喜び、家内安全と山里の平和の祈りを込めて、天下の奇祭といわれる「どぶろく祭り」が盛大に行われる。

神社では「試楽祭」や「獅子舞の奉納」がとりおこなわれた後、五色旗を連ねた「御神幸」の行列が笛や太鼓の音を響かせながら、合掌部落の家並みや民家を錬り歩きます。「御神幸」が終わる午後3時半頃から、この年に仕込んだ「どぶろく」が奉納され、参拝者や遠来の客の一人ひとりにふるまわれ、村びとと一緒に盃がかわされます。また奉芸殿では、春駒や民謡などの郷土芸が披露され、夜更けまで境内は賑わいます。
お問い合わせ
白川郷観光協会
05769-6-1013


展望台よりの白川郷合掌造りの里風景全景


アクセス
[車] 名古屋から東海北陸自動車道荘川下車R-156で白川郷へ(2005,9月現在)
    信州松本からRー158高山へ荘川を経てR-156で白川郷へ(2005,9月現在)
    金沢からRー157白山スーパー林道を経て白川郷へ
お問い合せ
501-5627 岐阜県大野郡白川村荻町2495-3
白川郷観光協会 05769-6-1751



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