千畳敷カールの情報 -季節の情報アーカイブ-


夏の千畳敷カールと宝剣岳


2015年 千畳敷きカール 初夏から秋の情報
(2015年9月25日情報)
標高2600m附近に位置する千畳敷カールはこのところの冷え込みにより、色付きが増し、見頃を迎えて来ております。今朝6時の気温も9.9度と10度を下回るようになり、紅葉の条件が整って来ております。今年は少し早めの推移と見られます。

夏前半が暑く、後半ぐずついた天候、そしてここに来て気温の低下も伴って来たのが要因かと思われます。

色付が増して来た千畳敷カール

(2015年6月27日情報)
千畳敷カール上部の木曽駒ヶ岳、宝剣岳は大分雪解けも進んで来ております。
カールから乗越浄土へのルートの八丁坂はまだ残雪を残しています。
雪の溶けたところからはハクサンイチゲ、クロユリ、ヒメクワガタ、イワウメ、ミネズオウなど咲き始めて来ております。

これからは雪解けも早まり、残雪も一部を残して急ピッチに雪解けは進んで来るでしょう。
高山植物たちも雪の溶けたところから、待ってましたと咲き始めるでしょう。


ガスに巻かれる千畳敷カール



2014年 千畳敷きカール夏から秋の情報
(2014年9月23日情報)
千畳敷カールは紅葉の見頃を迎え始めました。まだ朱色の鮮やかはもう一歩というところですが、充分見られる状況です。特にロープウェイの最上部当たりの岩場の紅葉やサギダルの頭から宝剣岳への稜線の下は山岳紅葉のダイナミックさが出て来ております。

今年は北の冷たい高気圧の張り出しが強く、高山は例年に比べ気温の低い状態となり、紅葉も早めに推移しております。今秋末頃がピークになりそうな気配です。

ロープウェイ最上部附近の岩場の紅葉 2014年9月23日撮影

サギダルの頭から宝剣岳への稜線の下の紅葉 2014年9月23日撮影

(2014年7月16日情報)
千畳敷カールは残雪も少し残っておりますが、夏の装いに変わり始めて来ております。
高山植物たちも咲いて来ており、華やかさを増して来ております。

この時期の花たちはミヤマキンバイ、イワウメ、コイワカガミ、チョウノスケソウ、クモマスミレ、イワベンケイ、ミヤマクロユリ、チングルマ、シナノキンバイ、タカネツメクサ、ミヤマキンポウゲ、ヒメウスユキソウ、イワツメクサ、コバイケイソウ、ヨツバシオガマ、ミヤマリンドウ、シナノオトギリ、ミヤマリンドウ、クルマユリ、ヤマハハコ、ハクサンフウロ、チシマギキョウ、エゾシオガマなど多くの高山植物が咲き始めております。

上部の乗越浄土より木曽駒ヶ岳中岳の間にはコマクサも咲き始めて来ております。

まだ梅雨の季節で、天候が不安定ですので、雨具や足元のしっかりした靴をおすすめします。

2013年 千畳敷カール夏から秋の情報
(2013/10/02情報)
千畳敷カールの紅葉が見頃を迎え始めました。標高2400m附近の紅葉から宝剣岳直下の草紅葉など、色合いが強まり、いい雰囲気となって来ております。これから1週間くらいは充分楽しめそうです。


千畳敷カール宝剣岳直下の紅葉 2013年10月01日撮影

(2013/9/28情報)
千畳敷カールの紅葉状況はこのところの冷え込みにより、だいぶ色付き始めて来ました。今年は9月の気温が高めに推移し、紅葉が遅れておりましたが9月27日朝から冷え込みが強まり、色合いを増して来ました。

鮮やかな紅葉にはもう少しですが、そろそろ見られる状況となって来ております。
朝の気温も0度近くまで下がり、27日午前10時でも3度の気温となっております。お出かけの際には寒さ対策も充分に。

千畳敷カール極楽平方面の紅葉 2013年9月27日現在


(2013/7/22情報)
千畳敷カールの雪もほとんど解け、夏の花たちが咲いて来ております。チングルマ、コイワカガミ、ツガザクラ、コケモモ、クロユリ、シナノキンバイ、コバイケイソウなど多くの高山植物が見られるようになって来ております。

特に今年はコバイケイソウが当たり年になりそうとの、現地の情報が入って来ております。今は咲き始めの様子との事ですので、これから見頃を迎えます。

上部の乗越浄土から木曽駒ヶ岳への途中にはコマクサも咲いて来ているとの事です。
標高2600メートルの千畳敷カールはこれからがいい季節を迎えます。


コバイケイソウ

チングルマ


2012年 千畳敷カール春から秋の情報
(2012/10/04情報)
千畳敷カールの紅葉が見頃を迎えております。台風の通過後、高山では気温が下がり、一気に紅葉が始まって来ました。夏の高温と小雨で色付き具合が心配されましたが、千畳敷カールでは昨年より色付が良い状況です。

今週末から来週の半ばころまで楽しめそうです。


見頃の千畳敷カール 2012/10/03状況

極楽坂方向の紅葉 2012/10/03状況

(2012/9/23情報)
信州は全体的に23日の日曜日は雨の日曜日となりました。暑かった夏も終わりを告げるように、涼しいまたは肌寒い日となりました。紅葉にはいいお湿りとなった事でしょう。

いち早く紅葉情報が届く、標高2600mの千畳カールでは今日、朝の最低気温は4,3度まで下がり、紅葉が始まる気温まで下がって来ており、一部ナナカマドは紅葉が始まって来ております。全体的にも少し色変わりがしてきた様子です。今後このまま気温の低下傾向が続きますと、今月末頃には見頃を迎える様相です。

今年の夏は暑い夏となり、降雨も少なかったので、遅い傾向が出ておりましたが、ここに来て雨にも恵まれて来ており、気温も下がり始めて来ておりますので、高山から徐々に紅葉が始まりつつあります。

千畳敷カールでは少し色変わりが始まる 2012/9/22撮影

ナナカマドの葉も一部色変わりが始まる 2012/9/22撮影

(2012/6/20情報)
千畳敷カールはまだほとんど雪の中に眠っております。
一部千畳駅付近の雪の溶けたところからはショウジョウバカマやヒメイチゲ、ミヤマキンポウゲなどが顔を出し始めております。

梅雨の季節に入り、雨の多い日が増え、雪解けも進んで来ております。
これからは日増しに雪解けも進んで来るでしょう。

登山道はまだすっぽり雪に覆われており、木曽駒ヶ岳や宝剣岳登山にはアイゼンと冬山装備も必要です。

まだまだ雪に覆われている千畳敷カール

ショウジョウバカマが咲き始める

2011年 千畳敷カール秋の紅葉情報
(2011/10/04情報)
千畳敷カールは10月2日から10月3日未明にかけて寒気が入り込み、気温が急激に下がり、初雪が降りました。気温の低下により一部色合いを増した木々も見られます。
4日の朝の気温はマイナス1,9度まで下がっております。
カール内の紅葉は全体的には鮮やかさは弱い状況です。

しらび平からロープウェイ下の紅葉はいい雰囲気になって来ております。
2600mの千畳敷カールはこれから徐々に下の方へ紅葉が移って来る様相となっております。
なおこのところ気温が急激に下がって来ておりますので、お出かけには寒さ対策も忘れずに。



(2011/9/30情報)
9月29日、好天の中千畳敷カールへ紅葉状況の取材に出かけて来ました。今年の紅葉の色付き具合はまだ遅く、目立つような色合いを見せておりません。全体的にも山岳紅葉の色合いの鮮やかさが鈍い感じと見受けられました。

今年はまだ気温の低下が遅く、紅葉するための条件が整って来ていない現象が起きているようです。
今後気温の低下により鮮やかさも増して来るとは思われます。

少し気になるのは、今年は今回の取材等で感じた事ですが、枯れた木々が目に付きます。そのためカール全体の色合いに鮮やかさが欠けて来ていると思われます。

高山と亜高山帯、山地帯など標高やその地形、降水量や気温の推移などいろいろな現象の組み合わせにより、紅葉の具合が変化して来ます。今年はどの地域が紅葉が素晴らしいかは、自然界のみが知るのみです。

 サギダルの頭と紅葉 2011/9/29撮影

 乗越浄土方面と紅葉 2011/9/29撮影


2010年 千畳敷カール春から秋の情報
(2010年10月01日情報)
千畳敷カールはまだ色合いは薄めですが、見頃を迎えて来ました。10月01日、天候が回復するとの天気予報を聞き、取材に出かけました。

色合いは全体的にまだ薄めですが、山岳紅葉の見応えが出て来ました。ナナカマドなど赤系の色合いが薄く、冷え込みが足らなかったような感じです。一部には夏の高温と雨が少なかったのが災いして枯れているナナカマドも見受けられました。

それでも全体的には昨年より1週間ほど遅めですが、見頃状態となってきました。
山岳紅葉は期間が短いので、これから1週間くらいがいい時期と思います。


(2010年9月27日情報)
千畳敷カールは26日朝にこの秋始めてマイナス0,2度を記録し、剣ヶ池にも氷が張りました。このところの冷え込みで、紅葉も進み始めております。

9月の前半は高温傾向で推移してきましたが、ここに来て気温も下がり始め、秋本番の季節が訪れ始めております。

木曽駒ヶ岳方面へ登山される方は、充分な装備の上、お出かけ下さい。山頂付近は風も強く、気温もカール内より低くなりますので、充分認識して行動して下さい。

(2010年9月25日情報)
千畳敷カールは24日夜半には最低気温が0,9度まで下がり、この秋一番の冷え込みとなりました。草紅葉からナナカマドやダケカンバの木々も色付き始め、これからは日増しに色合いを濃くして来るでしょう。

見頃の予想は難しいところですが、今月の終わり頃からはいい雰囲気になってくると予想されます。今後の気温と降雨に注目するところです。

(2010年9月23日情報)
千畳敷カールは紅葉モードに入って来た様子が伺えるようになってきました。草紅葉は真っ盛りで、チングルマやシナノオトギリ、リンドウ、などすっかり赤みを増して来ました。

ナナカマドやダケカンバなどの木々も一部色変わりを始めて下ります。

このところ朝の最低気温は5度から10度位と言ったところですが、今週末には一気に冷え込みが来るとの予報ですので、寒さが来れば一気に紅葉は始まって来ると予想されます。

見頃の予想は難しいところですが、昨年よりは確実に遅いです。上の写真は昨年9月26日に撮影したものですが、今年はこの様子ではこれより遅くなるのは確実と思われます。

(2010年9月20日情報)
千畳敷カールは草紅葉が本格化して来ました。9月20日の朝の気温は7,3度で冷え込みも徐々に強くなって来ております。

また今週後半から信州は気温がグーンと下がる予報が出ており、ナナカマドやダケカンバの紅葉も一気に進んで来ると思われます。

しかし今年は9月の前半の気温が高めに推移したため、昨年よりは多少遅めになるのではないかと予想されます。

(2010年9月15日情報)

千畳敷カールでは15日早朝、最低気温が4,5度を記録し、この秋一番の最低気温を記録しました。これからは日増しに寒さを増し、草紅葉から木々の紅葉も色付きを早めてくる事が予想されます。

高山でも9月の前半は昨年に比べて平均気温は高い傾向あります。昨年よりはいくぶん遅めの紅葉となる事が予想されます。

紅葉の推移は今後の気温の低下と降雨による事が大きいでしょう。

(2010年9月12日情報)
夏を飾った花たちも色あせ、一部草紅葉となり始め、冬の準備に入っております。これから千畳敷カールは秋の装いと変わり始めております。

千畳敷カールは9月12日、朝6時の気温は12,4度となっております。気温が10度を下回ると紅葉が始まると云われております。

千畳敷カールはもう少し先には紅葉が始まると思われます。いつもの年では9月の終わり頃が見頃と云われております。今年は暑い夏でしたので、また9月も全国的には気温が高いままで推移しております。

今後の降雨と気温に注目するところです。

(2010年8月24日情報)
千畳敷カールは夏の花たちは終わり、秋の花たちの季節を迎えております。カール内はチングンマの胞子が風に揺れ、また秋の趣のある風景を見せております。そのたトウヤクリンドウやトリカブト、リンドウなど秋の花たちが色鮮やかに咲き誇って来ております。

下界では残暑の厳しい夏の日差しが注いでおりますが、標高2600mの千畳敷カール内は秋の風に変わって来ております。朝の最低気温は11,4度くらいまで下がり、日中でも最高17,3度と下界とは20度位の気温の差が出ております。

夏の終わりの花たちや景色もまた違った風情が感じられる千畳敷カールです。


チングルマの胞子が風に揺れる

鮮やかな紫色のトリカブト

(2010年7月21日情報)
千畳敷カール内の残雪は一部残るものの大半は消えて来ております。夏の花たちも多く咲き始めて来ております。今年は梅雨明けも早く、7月18日頃からは快晴の日が続き、夏のにぎわいを見せて来ております。

木曽駒ヶ岳への登山者は標高2900m附近では夏でも、きびしい自然条件となることがありますので、充分な装備と体調でお出かけ下さい。

(2010年7月10日情報)
千畳敷カールはカール内には残雪が残るものの、溶け始めたところから、コイワカガミや三つ葉オウレン、ハクサンイチゲ、ツガザクラ、アオノツガザクラ、ミヤマダイコンソウ、黒ゆり、ミヤマキンポウゲなど咲き始めております。

また木曽駒ヶ岳への登山道の残雪状況も八丁坂下部に少し残っているところがありますが、ステップが切ってありますので問題はありません。乗越浄土から中岳、本峰の木曽駒ヶ岳までの登山道はすべて雪が消えております。

これから夏のシーズンに入り、混雑も予想されます。充分な装備と時間の余裕をもって夏の中央アルプスを楽しんで下さい。

(2010年7月07日情報)
千畳敷カールは雪解けが進んで来て、グリーンの色合いの部分が大分目立つ様になって来ました。全体的に残雪の残っている部分は30%くらいの感じと見られます。乗越浄土への登山道も所どころ夏道が見えて来ております。

春から初夏の雰囲気が漂い始めております。高山植物たちも雪解けの早いところから顔を出し始めております。

今年は山岳地帯は残雪が多めですので、いつもの年よりか1週間から10日くらいは、千畳敷カール内の華やいだ雰囲気は遅れ気味です。

しかし梅雨の季節、今年は雨もしっかり降っておりますので、雪解けも急ピッチで、予想では7月の中旬過ぎ頃からは、華やかな夏の千畳敷カールを楽しみ事が出来る様になると予想されます。

(2010年6月29日情報)
千畳敷カールは雪解けが進んで来ており、現在カール内の積雪は40cm程となって来ております。
雪の解けて来たところからはショウジョウバカマやエンレイソウなどが一部咲き始めております。

気温もこのところの朝9時頃は10度から13度位の気温をなって来ております。
梅雨に入り、雨も多めの千畳敷カールですので、雪解けも急ピッチに進んで来ております。

乗越浄土までの登山道も雪解けが進み、夏道もそろそろ見えて来る頃となってきております。
夏山シーズンはもうすぐそこまで来ております。

2010/6/9情報)
標高2600m附近の千畳敷カールはまだ冬の様相です。カール内の積雪は1,5m程で、アイスバーン状態です。
これからは雪解けも進んで来ると思われますが、まだまだ一般の人達が立ち入るには危険な状態です。

気温は朝方は1〜2度程で、日中は5度位の気温の状況です。
木曽駒ヶ岳登山には冬山の装備がまだ必要な時期です。

まだ雪に埋まる千畳敷カール

2009年 千畳敷カール春から秋の情報
(2009/10/12情報)
標高2600mの千畳敷カールには早くも雪の季節となりました。10日夜から11日早朝にかけて信州は一時冬型の気圧配置となり、標高2300m以上の山々には雪が降りました。千畳敷カールも白い世界となって来ました。

紅葉も終わりを告げ、冬に向かって足早になってきました。
木曽駒ヶ岳への登山に際しては、慎重に行動して下さい。


(2009/9/26情報)
千畳敷カール内の紅葉が見頃を迎えて来ております。

ナナカマドやダケカンバなどの色付きが赤みや黄色味を増して来て、草紅葉との調和も良く、充分に楽しめる紅葉状況となってきております。

まだ完全とはいっておりませんので、これからしばらくは山岳紅葉が楽しめそうです。

今の様子では10月の第1週近辺が見頃のピークになるのではないかと予想されます。

(2009/9/16情報)
千畳敷カールはこのところ急な冷え込みとなって来ており、9月10日、および13日には氷が張る状況となってきております。

気温も朝の最低気温は0度から2、3度の気温まで下がるほどになって来ております。日中は7度から10度位となり、草紅葉はすでに始まって来ております。

ナナカマドの実はすでに赤くなって来ておりますが、葉はまだ色付きは弱いです。

これからは日増しに気温も下がって来ますので、ナナカマドやダケカンバの紅葉も寒波がくれば、一気に色合いを増してくる事が予想されます。

昨年並みの状況ですと今月の月末頃からの見頃が予想されます。


(2009/8/12情報)
千畳敷カールは、短い夏を謳歌するようにツガザクラ、チングルマ、コイワカガミ、イワツメクサ・ミヤマキンバイ、シナノキンポウゲなどが咲いております。

また数年に一度しか咲かないコバイケイソウも今年は開花しております。

この夏ははっきりしない日が多かったですが、花たちはたくましく可憐に、高山で命を育んでいます。

最近の気温は日中は12度から15度位で推移しております。
また木曽駒ヶ岳や宝剣岳方面へ登山をされる方は、完全な装備で安全に登山を楽しんで下さい


(2009/7/15情報)
関東、甲信越地方は昨日7月14日、梅雨明け宣言がでました。これからは夏本番の季節となって来ます。
標高2613mの千畳敷カールはまだ春の花、ショウジョウバカマやコイワカガミが咲いておりますが、

クロユリやチングルマ、イワツメクサなど夏の花たちも咲き始めて来ております。これからは梅雨が明けた事から気温も上がり、夏の花たちも一気に咲いてくる事が予想されます。

千畳敷カール附近の気温は朝方は6度位で、日中は10度近辺まで上がっております。これからは順次気温も上がって来ると思われますが、そこは標高2600mの高度は涼しい風が吹いております。暑さ知らずの高山です。
これからは混雑が予想されます。まだカール内は石などがゴロゴロしておりますので、歩行には注意をして下さい。

(2009/7/3情報)
千畳敷カール内の残雪は雪解けが大分すすみ、所々に残る状態となってきております。雪の解けたところからはショウジョウバカマやコイワカガミやエンレイソウなどが顔を出し、咲き始めております。

カール内の気温は日中は10度から12度位で最低気温は5度前後の状況です。夏の高山植物たちもこれからは一気に咲き始めますので、華やかな千畳敷カールはもうすぐそこまで来ております。

木曽駒ヶ岳へのアプローチの乗越浄土への登山道はまだ残雪がしっかり付いておりますので、アイゼン、ピッケルは必需品です。残雪部分は固く滑り易いので注意が必要です。


(2009/6/11情報)
千畳敷カールはまだ雪に埋まっております。宝剣岳の上部や尾根、突起のあるところは露出しておりますが、カール内は積雪1m50cmの状況です。

気温も日中は5度から7度位で朝方は4度位まで下がっております。早春の山野草もまだ雪の下に眠っておりますが、もうしばらくすると目覚めてくる季節です。

宝剣岳や木曽駒ヶ岳登山にはまだ冬山装備が必要です。雪面が凍っている場所も多くあり、慎重な行動が必要です。

(2009/4/24情報)
千畳敷カールは4月24日、開山祭が行われました。11名によるアルプホルンの演奏が快晴の青空の中で、演奏されました。

カール内にはまだ3m70cmの積雪があり、これから春スキーが楽しめる。
登山に関しましてはまだ冬山装備が必要です。標高2600m以上の高山はまだまだ冬山です。

2008年 千畳敷カール秋の情報
(2008/10/2情報)
北からの高気圧に覆われ快晴の今日10月2日は、青空と紅葉の木々とのコントラストがすばらしかった千畳敷カールでした。紅葉は今が最盛期で今週末まではすばらしい紅葉が見られるでしょう。2600mの高山では美しい紅葉の期間は短いので、今は一瞬の輝きを見せております。

(2008/9/29情報)
千畳敷カールはこのところの冷え込みで紅葉が始まり、ナナカマドの葉も色鮮やかな赤に変わり始め、全体的にもはっきり紅葉の色合いが強くなって来ました。これから1週間くらいが一番の見頃と思われます。朝の最低気温も昨日は0,7度くらいで、日中でも5度くらいの気温ななってきておりますので、山頂付近の紅葉から山麓の方へも紅葉は駆け下りて来るでしょう。3000m級の山々には初雪も降り、これから高山は秋から冬への衣替えも早まって来るでしょう。

(2008/9/22情報)
標高2600mの千畳敷カールは秋の気配に変わり始めております。夏には素晴らしい花を咲かせた高山植物たちも、冬への眠りの準備に入り初めており、高山植物たちの草紅葉が始まって来ております。本格的な紅葉はもう少し先になりますが、ナナカマドの実は真っ赤に色付いております。葉はまだ緑色の部分が多いですが、一部には色変わりが始まって来ております。気温も朝は7度〜8度くらいまで下がり、日中は10度〜15度位の気温の状況です。今後の気温の下がり具合では一気に色付いて来る事も予想されます。今後の適度な降雨の状況と気温の低下がくればいい紅葉が期待出来ます。

2008年 千畳敷カール春から夏の情報
(2008/8/7情報)
千畳敷カールは夏の一番いい季節を迎えております。高山植物たちも今が盛りと短い夏を謳歌しております。カール内では今チングルマ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ヨツバシオガマ、ツガザクラ、コイワカガミなど多くの高山植物がカール内を賑わしております。
これからは夏の天候が一番安定している時期でもありますので、トレッキングには最適に時期と言えます。しかし2600mの高山ですので、雨具と一枚余分に長袖も持参しましょう。時には雷雨、落雷も想定出来ますので、早めの下山を心がけましょう。

(2008/7/17情報)
千畳敷カールは雪解けも進み、いよいよ高山植物の季節を迎えはじめました。チングルマは一部雪解けが早かった部分は綿毛になっているところもありますが、全体的にはこれから見頃を迎えます。一部残雪が残ってはおりますが、夏の雰囲気がしてまいりました。カール内で咲き始めた高山植物はクロユリ、コイワカガミ、ハクサンイチゲ、タカネツメクサ、タカネスミレ、ミツアオウレン、アオノツガザクラなどが咲き始めております。これから増々花の数も増し、華やかな高山植物の共演が見られるでしょう。
気温は日中は15度前後まで上がり始めております。朝の気温は8度前後の気温となっております。
なお極楽平から三ノ沢岳登山口分岐付近は多くの高山植物が生息し、これから良い季節を迎えます。主な物としてチョウノスケソウ、ヒメウスユキソウ、イワヒゲ、イワウメ、ゴゼンタチバナ、クモマスミレ、ミヤマダイコンソウ、チシナアナマ、ミヤマシオガマ、イワベンケイなど多くの高山植物が見られます。

(2008/7/10情報)
千畳敷カールは雪解けが進んで来て、一部地面が顔を出し始め、解けたところから若芽がのび始めて来ております。残雪はまだありますが、初夏の雰囲気が漂い始めています。花も春の花が咲き、ショウジョウバカマ、エンレイソウ、ミヤマカタバミなどが顔を見せております。これからは雪解けも進み、夏の花たちも雪が解けた所から順次咲き始めて来るでしょう。気温も日中は12度位に上がり始めております。八丁坂から乗越浄土への登山道はまだしっかり雪が付いております。宝剣岳や木曽駒ヶ岳への登山はピッケル、アイゼンが必要ですので、充分な装備でお出かけ下さい。

(2008/6/13情報)
千畳敷カールはまだ雪の中に眠っております。積雪は1m50センチ位と雪解けは進んで来ております。サギダルの頭など突起している部分は雪は付いておりませんが、全体的には一面の雪原です。気温も日中で9度前後でかなり寒い状況です。これから梅雨となり雪解けは一気に進んで来ると思われます。また駒ヶ岳や宝剣岳等の登山者はまだ冬山装備で臨んで下さい。雪面は融雪により滑りやすくなっておりますので、充分気を付けての行動が必要になって来ます。

(2008/4/25情報)
駒ヶ根市観光協会は4月23日、春山シーズンを迎え標高2600mの千畳敷カールで中央アルプスの開山祭を開き、山での安全祈願を行いました。千畳敷カールは今現在4,4mの積雪があり、春スキーやスノーボードを楽しむひと達でにぎわいを見せております。
中央アルプスはまだまだ冬の様相ですので、これから春山登山を計画している方は完全な冬の装備でお出かけ下さい。

2007年 千畳敷カール秋の情報
・千畳敷カールの紅葉は連休頃より見頃を迎え、今週いっぱいはまだいい状態の紅葉が楽しめそうです。ただし今週の終わり頃には北日本を中心に寒気が入って来るので、かなりの冷え込みが予想されます。場合によっては雪が舞うかも知れません。お出かけの際はしっかり厚着でお出かけ下さい。(2007/10/11情報)

・このことろ冷え込みがきつくなってきましたので色付き具合も序々に濃さを増して来ております。日中でも天気のぐずつく日は7度くらいの気温ですので、例年並みの気温に下がって来ております。このくらいの気温になって来ますと紅葉も一気にすすんで来ますので、ナナカマドの色付きも増して来て今年はこの連休頃からもう少し先まで紅葉が楽しめる予想です。(2007/10/4情報)

・千畳敷カールの紅葉は今年は昨年に比べて色付きは遅めの傾向です。9月に暖かい日が続いた影響のせいかと思われます。気温は朝方の一番低いときは3〜4度くらいまで下がり、日中は12度くらいの気温状況です。北海道黒岳で雪が降ったり、穂高でも初氷が張ったり、富士山でも雪が舞った情報が入って来ておりますので、寒気がなだれ込んで来ますと、紅葉も一気に来ますので、今後の気温に注目する所です。予想では今月終わり頃より紅葉が始り、10月の連休くらいまでが見頃と予想されます。標高2600mの千畳敷カールの紅葉は寒さも一気に来ますので紅葉の期間は短いのが特徴です。(2007/9/28情報)

千畳敷カールは宝剣岳の下の方から草紅葉が始まり、夏の緑の装いから秋色の枯草色の雰囲気に変わり始めております。ナナカマドや低木のカンバ類の木々たちの紅葉はまだもう少し先になりますが、紅葉の季節は足早にやってきております。
気温も今日18日は朝の最低気温は5度前後で日中は10度〜13度くらいで平地の11月の始めくらいの気候となってきております。日増しに気温も下がり始め紅葉も急ぎ足でやって来そうです。予想としては9月下旬頃からはじまり、10月上旬が見頃時期と予想されます。今年の夏は暑い日が多かったので、これからの朝晩の冷え込みと適度な降雨があれば美しい紅葉が期待出来るでしょう。紅葉が始まりますと一気に来ますので、今後の気温と降雨に注目するところです。(2007/9/18情報)

2006年 千畳敷カール秋の情報
千畳敷カールの紅葉は現在3〜4分程度の紅葉状況となっております。今週末から来週にかけてはそろそろ見頃を迎えそうです。気温も朝方の最低気温は1〜3度近くまで下がり、冬の気温状態になって来ました。日中は7度から12度くらいには上がっております。お出かけの際は冬用の上着が必要になります。(2006/9/26情報)
登山者も冬の身支度が必要となってきております。

千畳敷カールの紅葉は現在、千畳敷カールの夏を彩った高山植物などの草紅葉が始まっていますが、ナナカマドやダケカンバなどの木々の紅葉はもう少し先のようです。現在気温は朝方には5°近くになりますが、日中は16°から20°ほどに上がります。紅葉はまだですが気温は秋の気温となっており、カーデガンやフリース、薄いウィンドブレイカーなど必要です。(2006/9/16情報)