千畳敷カールの紅葉


紺碧の青空にそびえ、冬の前の一瞬の輝きを見せる千畳敷カール 2008/10/2撮影 千畳敷カールの紅葉 動画へ
秋の千畳敷カールは一瞬の輝きの素晴らしい紅葉を見せ、命をつなぐために長い冬の眠りに入る支度を着々と始めている感じでした。
夏に見事な花々を咲かせた高山植物たちも今はすっかり色褪せ、厳しい冬への身仕度を済ませようとしていました。

標高2600mの世界は自然の驚異と人を寄せ付けない厳しさがあります。その世界も夏の季節と秋の一瞬の輝きはやさしく微笑み、我々を受け入れてくれます。




見頃を迎えた千畳敷カールの紅葉風景 2010/10/01撮影


いい色合いになって来た千畳敷カールの紅葉風景 2010/10/01撮影
 
千畳敷カールの紅葉 動画へ

2017年 千畳敷カール 秋の紅葉情報
(2017年10月10日)
標高2600m附近に位置する千畳敷カールは紅葉は終わりを告げて来ております。
紅葉は里へと下り始め、現在はロープウェイ下が見頃となっております。

これからは次第に下へ下へと移ってロープウェイ下からさらにロープウェイ乗り場付近さらにバス路線へと移って行くでしょう。


ロープウェイよりの紅葉

(2017年9月29日)
千畳敷カールは今朝の冷え込みで一気に紅葉が進み、見頃を迎えております。
このところ冷え込みが増して来て、色付きが増して来ておりましたが、今朝は一段と冷え込み、いい色合いとなってきました。

今後冷え込みは持続するとの予報ですので、しばらくはいい紅葉が見られそうです。

見頃を迎えた千畳敷カール

(2017年9月22日)
千畳敷カールは草紅葉が始まり、カール全体も色変わりが始まりました。今年は台風の影響などもあり、9月の前半は気温が高い傾向が見られましたが、半ば過ぎからは気温も徐々に下がり始め、草紅葉から始まって来ました。

これからは次第に気温も下がり始めて来ますので、紅葉も色具合が増して来ると予想されます。
例年ですと9月の終わり頃から10月の始め頃が見頃となっております。

今年もその辺から見頃になりそうな気配です。今後の気温の低下に注目です。

色付き始めた千畳敷カール


2014年 千畳敷カール 秋の紅葉情報
(2014年9月23日情報)
千畳敷カールは紅葉の見頃を迎え始めました。まだ朱色の鮮やかはもう一歩というところですが、充分見られる状況です。特にロープウェイの最上部当たりの岩場の紅葉やサギダルの頭から宝剣岳への稜線の下は山岳紅葉のダイナミックさが出て来ております。

今年は北の冷たい高気圧の張り出しが強く、高山は例年に比べ気温の低い状態となり、紅葉も早めに推移しております。千畳敷カールは今週末頃がピークになりそうな気配です。

ロープウェイ最上部附近の岩場の紅葉 2014年9月23日撮影

サギダルの頭から宝剣岳への稜線の下の紅葉 2014年9月23日撮影

2013年 千畳敷カール 秋の紅葉情報
(2013/10/02情報)
千畳敷カールの紅葉が見頃を迎え始めました。標高2400m附近の紅葉から宝剣岳直下の草紅葉など、色合いが強まり、いい雰囲気となって来ております。これから1週間くらいは充分楽しめそうです。


千畳敷カール宝剣岳直下の紅葉 2013年10月01日撮影

(2013/9/28情報)
千畳敷カールの紅葉状況はこのところの冷え込みにより、だいぶ色付き始めて来ました。今年は9月の気温が高めに推移し、紅葉が遅れておりましたが9月27日朝から冷え込みが強まり、色合いを増して来ました。

鮮やかな紅葉にはもう少しですが、そろそろ見られる状況となって来ております。
朝の気温も0度近くまで下がり、27日午前10時でも3度の気温となっております。お出かけの際には寒さ対策も充分に。

千畳敷カール極楽平方面の紅葉 2013年9月27日現在


(2013/7/22情報)
千畳敷カールの雪もほとんど解け、夏の花たちが咲いて来ております。チングルマ、コイワカガミ、ツガザクラ、コケモモ、クロユリ、シナノキンバイ、コバイケイソウなど多くの高山植物が見られるようになって来ております。

特に今年はコバイケイソウが当たり年になりそうとの、現地の情報が入って来ております。今は咲き始めの様子との事ですので、これから見頃を迎えます。

上部の乗越浄土から木曽駒ヶ岳への途中にはコマクサも咲いて来ているとの事です。
標高2600メートルの千畳敷カールはこれからがいい季節を迎えます。


コバイケイソウ

チングルマ


2012年 千畳敷カール春から秋の情報
(2012/10/04情報)
千畳敷カールの紅葉が見頃を迎えております。台風の通過後、高山では気温が下がり、一気に紅葉が始まって来ました。夏の高温と小雨で色付き具合が心配されましたが、千畳敷カールでは昨年より色付が良い状況です。

今週末から来週の半ばころまで楽しめそうです。


見頃の千畳敷カール 2012/10/03状況

極楽坂方向の紅葉 2012/10/03状況

(2012/9/23情報)
信州は全体的に23日の日曜日は雨の日曜日となりました。暑かった夏も終わりを告げるように、涼しいまたは肌寒い日となりました。紅葉にはいいお湿りとなった事でしょう。

いち早く紅葉情報が届く、標高2600mの千畳カールでは今日、朝の最低気温は4,3度まで下がり、紅葉が始まる気温まで下がって来ており、一部ナナカマドは紅葉が始まって来ております。全体的にも少し色変わりがしてきた様子です。今後このまま気温の低下傾向が続きますと、今月末頃には見頃を迎える様相です。

今年の夏は暑い夏となり、降雨も少なかったので、遅い傾向が出ておりましたが、ここに来て雨にも恵まれて来ており、気温も下がり始めて来ておりますので、高山から徐々に紅葉が始まりつつあります。

千畳敷カールでは少し色変わりが始まる 2012/9/22撮影

ナナカマドの葉も一部色変わりが始まる 2012/9/22撮影


2011年 千畳敷カール秋の紅葉情報
(2011/10/04情報)
千畳敷カールは10月2日から10月3日未明にかけて寒気が入り込み、気温が急激に下がり、初雪が降りました。気温の低下により一部色合いを増した木々も見られます。
4日の朝の気温はマイナス1,9度まで下がっております。
カール内の紅葉は全体的には鮮やかさは弱い状況です。

しらび平からロープウェイ下の紅葉はいい雰囲気になって来ております。
2600mの千畳敷カールはこれから徐々に下の方へ紅葉が移って来る様相となっております。
なおこのところ気温が急激に下がって来ておりますので、お出かけには寒さ対策も忘れずに。



(2011/9/30情報)
9月29日、好天の中千畳敷カールへ紅葉状況の取材に出かけて来ました。今年の紅葉の色付き具合はまだ遅く、目立つような色合いを見せておりません。全体的にも山岳紅葉の色合いの鮮やかさが鈍い感じと見受けられました。

今年はまだ気温の低下が遅く、紅葉するための条件が整って来ていない現象が起きているようです。
今後気温の低下により鮮やかさも増して来るとは思われます。

少し気になるのは、今年は今回の取材等で感じた事ですが、枯れた木々が目に付きます。そのためカール全体の色合いに鮮やかさが欠けて来ていると思われます。

高山と亜高山帯、山地帯など標高やその地形、降水量や気温の推移などいろいろな現象の組み合わせにより、紅葉の具合が変化して来ます。今年はどの地域が紅葉が素晴らしいかは、自然界のみが知るのみです。

 サギダルの頭と紅葉 2011/9/29撮影

 乗越浄土方面と紅葉 2011/9/29撮影



ロープウェイよりの風景

ロープウェイより岩の紅葉も目の前に




紅葉のカール内よりサギダルの頭を望む


カール内より南アルプスを望む


八丁坂付近より乗越浄土方向を望む


美しい色合いを見せるカール内の風景


紅葉に染まる千畳敷カールと山並みの風景

千畳敷カールから木曽駒ヶ岳へ
標高2956mの木曽駒ヶ岳へは、千畳敷カール内の八丁坂より乗越浄土経由で、約2時間程で容易に行ける事が出来ます。そのため人気の登山コースとしてにぎわいを集めております。千畳敷カールの紅葉を堪能しながらの駒ヶ岳登山は、ダイナミックな山岳風景と高山登山のスリルを味わう事が出来ます。
(駒ヶ岳登山の際には充分な登山装備の上、お出かけ下さい)



紅葉の八丁坂上部全景を望む


乗越浄土より標高2826mの木曽駒ヶ岳中岳を望む


木曽駒ヶ岳中岳へ向かう途中、振り返り宝剣岳を撮る


木曽駒ヶ岳中岳山頂より木曽駒ヶ岳本峰全景を望む


木曽駒ヶ岳山頂にてくつろぐ人達
駒ヶ岳という名の付く山は全国で17程ありますが、木曽駒ヶ岳は甲斐駒ヶ岳の標高2967mに次いで2番目に高い山として人気を集めております。

深田久弥の日本百名山の一つとしても選ばれております。

山頂からは御岳山や中央アルプスの名山が望めます。


山頂より


山頂より中央アルプスの峰々を望む

木曽駒ヶ岳への登山を楽しみ、再び千畳敷カールへと戻る。

八丁坂を下る途中、カール内の紅葉風景が目に飛び込み、秋の日の充実した1日を心と身体で感じられました。

ー記・写真 山田 輝ー

ガスが上がり始める紅葉のカール内


紅葉の中を下るロープウェイ

秋の紅葉は高山から始まり、順次里へと降りてゆく。

特に千畳敷カール内の紅葉は標高の高さからいち早く始まり、ロープウェイにて簡単に高所に行けるため、

ダイナミックな山岳の風景と紅葉が楽しめる。

また宝剣岳や木曽駒ヶ岳への登山も日帰りが可能なため、人気を得ております。

千畳敷カール紅葉の写真集


アクセス
[車]中央自動車道駒ヶ根ICから駒ヶ根高原(早太郎温泉郷)菅の台バスセンター駐車場へ、路線バスにて約40分(往復1600円)しらび平へ
[電車]JR飯田線駒ヶ根駅下車、路線バスにて約50分(往復2000円)しらび平へ
※千畳敷カールへは駒ヶ根高原より先は一般車は乗り入れる事は出来ませんので、駒ヶ根高原(早太郎温泉郷)菅の台バスセンター駐車場に車を止め(1日400円)、しらび平まで路線バスを利用します。(7時〜16時、夏や混雑時は始発6時や臨時便もでますお問合せを。) しらび平駅より千畳敷駅までは、駒ヶ岳ロープウェイ(往復2200円)にて行きます。
(注)掲載料金は取材時の料金のため、お出かけの際には現地の方へお問い合わせ下さい。
お問い合せ
花の見頃、バスの運行時間等、季節によって違いますので、お問合せの上お出かけ下さい。
長野県駒ヶ根市
駒ヶ根市商工観光課TEL0265-83-2111・伊那バスTEL0265-83-4115




信州の紅葉スポットの紅葉状況をリアルタイムに情報発信をしております。

-いつまでも残したい信州の自然風景-
信州の旅.com」の読者が選んだ、信州の美しい自然風景やダイナミックな大自然が造り出した絶景の造形美をご紹介しております。


草紅葉のコイワカガミ

・季節の輝きを求めて
信州の季節が織りなす瞬間の美しさを画像にて一同に紹介し、楽しんでいただいております。


ナナカマド


チングルマの草紅葉


ウスユキソウ

千畳敷カールの春

チングルマ

・周辺情報



にぎわいを見せるしらび平駅


紅葉がはじまった山腹を行くロープウェイ

駒ヶ岳ロープウェイ乗り場しらび平駅は土曜日の為か2時間待ちでした。日曜日はもっと込むと予想されます。
整理券を発行していますので千畳敷カールに付いたら帰りのロープウェイの整理券をもらっておいて(帰りも2時間待ちでした)、その間に千畳敷カールの散策を楽しみましょう。

しらび平駅(1661.5m)から千畳敷駅(2611.5m)までの高低差(950m日本最高)を約8分で登ってしまう駒ヶ岳ロープウェイは眼下には伊那谷の渓谷が望める。


賑わう千畳敷駅広場前
標高2661mの千畳敷駅前広場からは、目の前に立ちはだかる宝剣岳やサギダルの頭が一望出来、

勇壮な山岳風景を見る事が出来ます。

9月下旬には初雪も来る事があります。


駒ヶ岳神社と宝剣岳


極楽坂方面の紅葉


カール内を散策する人々


色付くナナカナド


ナナカナドと前岳


駒ヶ岳神社前で休憩をとる人々


八丁坂の道標
千畳敷カール内の八丁坂よりのアプローチとなります。
乗越浄土までは岩場の急坂の不安定な登山道ですので、靴等はしっかりしたトレッキングシューズか登山靴で。


八丁坂よりの登山道を行く


途中に見られるオットセイ岩


乗越浄土を望みながら後半の登りを行く


乗越浄土に到着


乗越浄土より宝剣岳を望む


乗越浄土より宝剣山荘方面を望む


木曽駒ヶ岳中岳に向かう


木曽駒ヶ岳中岳山頂の駒ヶ岳神社の祠


本峰への序盤の登りを行く


本峰への最後の登りを行く


木曽駒ヶ岳山頂指標


木曽駒ヶ岳山頂の駒ヶ岳神社


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