木曽駒ヶ岳・千畳敷カール


夏の千畳敷カールと急峻な山並み  千畳敷カールと木曽駒ヶ岳の動画へ

中央アルプスの主峰である宝剣岳(2931m)のすぐ下へ日本で始めての試みとして、
昭和42年、駒ヶ岳ロープウエイが架けられ誰でも簡単に高山の雰囲気が楽しめるようになりました。

カールは氷河期に氷河によってえぐり取られ出来た大壁面をカールと呼ばれ、カールは標高2600m周辺に広がり、
夏は高山植物の宝庫となり、色とりどりの高山植物が咲き乱れカール内を埋め尽くす。

秋にはナナカマドやダケカンバなどの紅葉が山肌を彩る。

また木曽駒ヶ岳や宝剣岳などへの登山のアプローチともなっており、登山、トレッキングの人気により多くの人で賑わう。




紅葉の見頃を迎えた千畳敷カール  
千畳敷カールの紅葉 動画へ

2018年 千畳敷カール 初夏から秋の情報
(2018年9月24日)
千畳敷カールは紅葉の季節を迎えておりますが、今年は9月の秋雨前線により長雨となり日照時間が少なく、色付に鮮やかさが弱い状況となっております。

また気温の低下もいまいち弱くそれも影響しているようです。ロープウェイからの途中の紅葉はこれから見頃を迎える様相です。


(2018年7月21日)
千畳敷カールは夏の様相が強まり、各種高山植物も見頃となってきております。
標高2600mの千畳敷カールは夏の平均気温が10度から12度くらいと涼しく、今夏の様に平地の昼間の気温が35度と猛暑となっているのに比べると別天地の涼しさと言えます。

夏の花たちのシナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイなどが目立って咲いております。またチングルマ、クロユリやハクサンイチゲ、イワカガミ、アオノツガザクラ、エゾシオガマ、ゴゼンタチバナなど多くの高山植物が賑わいを見せております。

2017年 千畳敷カール 初夏から秋の情報
(2017年10月10日)
標高2600m附近に位置する千畳敷カールは紅葉は終わりを告げて来ております。
紅葉は里へと下り始め、現在はロープウェイ下が見頃となっております。

これからは次第に下へ下へと移ってロープウェイ下からさらにロープウェイ乗り場付近さらにバス路線へと移って行くでしょう。


ロープウェイよりの紅葉

(2017年9月29日)
千畳敷カールは今朝の冷え込みで一気に紅葉が進み、見頃を迎えております。
このところ冷え込みが増して来て、色付きが増して来ておりましたが、今朝は一段と冷え込み、いい色合いとなってきました。

今後冷え込みは持続するとの予報ですので、しばらくはいい紅葉が見られそうです。

見頃を迎えた千畳敷カール

(2017年9月22日)
千畳敷カールは草紅葉が始まり、カール全体も色変わりが始まりました。今年は台風の影響などもあり、9月の前半は気温が高い傾向が見られましたが、半ば過ぎからは気温も徐々に下がり始め、草紅葉から始まって来ました。

これからは次第に気温も下がり始めて来ますので、紅葉も色具合が増して来ると予想されます。
例年ですと9月の終わり頃から10月の始め頃が見頃となっております。

今年もその辺から見頃になりそうな気配です。今後の気温の低下に注目です。


色付き始めた千畳敷カール

(2017年8月6日)
千畳敷カールは夏の最盛期を迎えております。カール内は色とりどりの高山植物が咲き、夏のひとときを謳歌しております。

カール内では黄色のシナノキンバイたミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイなどが目立って咲いております。またクロユリヤ、ハクサンイチゲ、イワカガミ、アオノツガザクラ、エゾシオガマ、ゴゼンタチバナなど多くの花たちがみられます。カール内はほとんど雪はありません。

標高2600mの日中の温度は15度mから20度くらいです。寒い場合は上に一枚長袖が必要となります。木曽駒ヶ岳への登山は標高がさらに上がりますので登山の装備万全に。

シナノキンバイやミヤマキンポウゲの群生 2017年8月5日撮影

クロユリ 2017年8月6日撮影

チングルマ 2017年8月6日撮影


(2017年7月13日)
標高2600mの千畳敷カールにはまだ中央部などに残雪はありますが、雪の解けた所からは多くの高山植物たちが顔を見せ始めております。

シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、コバイケイソウ、イワカガミ、ハクサンイチゲ、クロユリ、アオノツガザクラ、イワツメグサ、イワベンケイ、キバナノコマノツメ、ゴゼンタチバナ、ツガザクラ、ハクサンチドリ、ヒメクワガタ、ミヤマシオガマ、ヤマハハコなどなど。

木曽駒ヶ岳への登山はまだ残雪の多いところもありますので、軽アイゼンなど必要となります。
これから雪解けも一気に加速されるそうです。高山植物たちも範囲を広げて、咲いて来るでしょう。


(2017年7月2日)
駒ヶ岳ロープウェイは開業してから今年の7月1日で50周年となりました。当時としては難工事でしたが、無事完成し、毎年多くの人達が標高2600mの高山を容易に楽しめるようになりました。

50周年目の今年の千畳敷カールはまだカールは半分以上の残雪に覆われております。
雪の溶けた所からはショウジョウバカマや木ではタカネザクラが咲き始めております。
千畳敷駅から剣が池までは残雪も無く歩く事が出来ます。

八丁坂や極楽平方面は残雪があり、上に行く場合はアイザンが必要となります。

これからは日増しに雪解けも進み、シナノキンバイやイワカガミ、シナノキンポウゲなどの花たちを見るのももう少しです。

今年の7月1にちより標高2612mの千畳敷ホテル内にカフェがオープンとなりました。称して「2612cafe」。クロワッサンや千畳敷カールの雪解け水を使ったオリジナルコーヒーがおすすめのようです。


2016年 千畳敷カール 初夏から秋の情報
(2016年9月23日情報)
千畳敷カールが色付き始め、見頃になりかけて来ております。

伊那前岳や極楽坂、千畳敷ホテル周辺がいい色合いとなって来ております。このところの気温の低下で、色付き具合が加速されて来ております。青空に恵まれれば、いい紅葉が見られるでしょう。

紅葉が始まる千畳敷カール


(2016年9月19日情報)
千畳敷カールは夏の装いから秋の装いに変わり始めております。
チングルマ シラタマノキ、ハクサンフウロ、ウラシマツツジ、コケモモなど草紅葉も始まって来ております。

今年の紅葉の見頃は今の様子では9月25日過ぎ頃からと見られます。気温も昨日は日中でも10度くらいですのでかなり冷え込んで来ております。お出かけの際には寒さ対策も万全に。


チングルマも草紅葉が始まる

(2016年7月8日情報)
千畳敷カール内はほとんど雪も解け、夏の花たちが華やかに咲いて来ております。
今年の冬は雪の量も少なく、その分雪解けも早まりこの時期ですでに高山植物たちは元気に咲いて来ており、短い夏のひとときを謳歌しております。

シナノキンバイ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、イワカガミ、ハクサンイチゲ、クロユリ、ヒメクワガタ、ミツバオウレン、ハクサンチドリ、アオノツガザクラ、コバイケイソウなど多くの高山植物が咲いて来ております。

標高2800mの稜線附近では貴重種のコマノウスユキソウやミヤマウツボグサ、ミヤマリンドウなどが咲いております。

木曽駒ヶ岳への登山道も快適な状況です。八丁坂もほとんど雪はありません。


華やかな夏の装いの千畳敷カール 2016年7月7日撮影


イワカガミ 2016年7月7日撮影

クロユリ 2016年7月7日撮影



チングルマの群落が咲くお花畑 夏の千畳敷カール写真集のページへ


にぎわいを見せる夏の千畳敷カール
標高2612mの千畳敷カールは氷河が山を削ってカール地形が出来ました。
なだらかな斜面は短い夏(7月中旬〜8月中旬)、
高山植物のお花がいっせいに咲きみごとな群落のお花畑をみることができます。
その後9月中旬にはもう紅葉へと変わります。


千畳敷カール紅葉の写真集のページへ

千畳敷カール八丁坂から木曽駒ヶ岳へ
標高2956mの木曽駒ヶ岳へは、千畳敷カール内の八丁坂より乗越浄土経由で、約2時間程で容易に行ける事が出来ます。そのため人気の登山コースとしてにぎわいを集めております。千畳敷カールの紅葉を堪能しながらの駒ヶ岳登山は、ダイナミックな山岳風景と高山登山のスリルを味わう事が出来ます。
(駒ヶ岳登山の際には充分な登山装備の上、お出かけ下さい)


八丁坂よりカールを望む

八丁坂より乗越浄土を望む
千畳敷カール周辺散策は1時間30分位、乗越浄土経由、宝剣岳、駒ヶ岳への登山道入口を10分程登ると八丁坂に着きます。そこから見た、下方、千畳敷カール方面とホテル千畳敷、上方、乗越浄土方面です。
千畳敷カール周辺散策はこの辺まででも充分高山植物のお花畑や南アルプスの雄大さを堪能出来ます。
八丁坂より上は3000m級の山々への登山道となりますので万全の登山装備が必要です。
木曽駒ヶ岳山頂へは八丁坂より約1時間50分くらいの行程です。


オットセイ岩
ここまで登ると乗越浄土までもう一息です

岩場を慎重に行く



乗越浄土少し手前より千畳敷ホテルを望む


乗越浄土から木曽駒ヶ岳中岳全容を望む


中岳より振り返り宝剣岳を撮る


中岳山頂の巨岩にてひと休み
標高2826mの中岳からは東方面には宝剣岳が天に向かってそびえ、その左には伊那前岳が美しい稜線を見せている。

西側には木曽駒ヶ岳の山塊がどっしり、腰を据えて迫っております。

南側方面には三ノ沢岳から中央アルプスの峰々が連なり、ゆったりと横たわっております。


木曽駒ヶ岳中岳より木曽駒ヶ岳本峰を望む


中岳と本峰のコルにある道標
木曽駒ヶ岳(2956m)は甲斐駒ヶ岳の標高2967mに次いで2番目に高い山として人気を集めております。

深田久弥の日本百名山の一つとしても選ばれております。

山頂からは富士山を始め、御岳山や中央アルプスの名山が望めます。


木曽駒ヶ岳山頂にてくつろぐ人達


木曽駒ヶ岳山頂より手前中岳とその奥に宝剣岳を望む


山頂より南側方面の山々を望む


途中より三ノ沢岳を望む

乗越浄土から宝剣岳へ
標高2931mの宝剣岳は木曽駒ヶ岳のおだやかな山容に比べ、対照的に男性的で荒々しい山容が目を引く、氷河時代に削り取られて出来た急峻な岩峰。

山頂からは木曽側に一気に切れ落ちる断崖絶壁で、冬期間には事故も多い。


宝剣岳の山頂に立つ


乗越浄土より伊那前岳を撮る



夕方のサギダルの頭を写す −記・写真 山田 輝

森林ウォーキングと温泉と食で健康デトックス(若返り)の旅プラン
日々のストレス社会の生活の中で体内にたまった老廃物をすっきり除去して、若々しい新鮮な身体に取り戻し、元気はつらつとした社会生活を送るための旅のプランです。
森林ウォーキングと温泉と食で貴方をリフレッシュいたします。
元気な内蔵を取り戻すと共にダイエット効果や美肌効果など多くのメリットが取り戻せます。


アクセス
[車]中央自動車道駒ヶ根ICから駒ヶ根高原(早太郎温泉郷)菅の台バスセンター駐車場へ、路線バスにて約40分しらび平へ
[電車]JR飯田線駒ヶ根駅下車、路線バスにて約50分しらび平へ
※千畳敷カールへは駒ヶ根高原より先は一般車は乗り入れる事は出来ませんので、駒ヶ根高原(早太郎温泉郷)菅の台バスセンター駐車場に車を止め、しらび平まで路線バスを利用します。(7時〜16時、夏や混雑時は始発6時や臨時便もでますお問合せを。) しらび平駅より千畳敷駅までは、駒ヶ岳ロープウェイにて行きます。
(注)掲載料金は取材時の料金のため、お出かけの際には現地の方へお問い合わせ下さい。
お問い合せ
花の見頃、バスの運行時間等、季節によって違いますので、お問合せの上お出かけ下さい。
長野県駒ヶ根市
・駒ヶ根市商工観光課TEL0265-83-2111
・伊那バスTEL0265-83-4115




信州の紅葉スポットの紅葉状況をリアルタイムに情報発信をしております。

-いつまでも残したい信州の自然風景-
信州の旅.com」の読者が選んだ、信州の美しい自然風景やダイナミックな大自然が造り出した絶景の造形美をご紹介しております。

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そしていつまでも健康で自然を愛し楽しむ。
    


トリカブト

・季節の輝きを求めて
信州の季節が織りなす瞬間の美しさを画像にて一同に紹介し、楽しんでいただいております。

・周辺宿泊情報
ホテル千畳敷
日本一高い、標高2600メートルの高山に建つホテル。


チングルマ


クルマユリ


ミヤマキンポウゲ


グンナイフウロ

千畳敷カールの紅葉 
赤く染まったチングルマ
千畳敷カールのお花畑の時期は短く
駆け足で紅葉の時期へと移り変わります。チングルマも赤く染まり長い冬へと近付いています。

・周辺情報



ロープウェイ終着駅の展望広場より


乗越浄土を見上げて


標高1661.5mにあるしらび平駅
標高1661.5mにあるしらび平駅には駒ヶ根にある菅の台バスセンターからバスが常時往復しており、すべての人たちはこのバスに乗ってロープウェイ乗り場のこの駅まで来ます。


駒ヶ岳ロープウェイ
駒ヶ岳ロープウェイにてしらび平駅(1661.5m)から千畳敷駅(2611.5m)までの高低差(950m日本最高)を約8分で登ってしまう空中散歩には自然の偉大さに改めて驚かされます。
運転時間8時〜17時(11/11〜3/31は9時〜16時)

TEL0265-83-3107


木曽谷の風景
しらび平駅から千畳敷ホテルまでの空中散歩の、ロープウェイからの眺めは木曽谷の雄大さを充分に味わう事が出来ます。遠い昔の氷河時代に谷を埋めてた氷河が融けて、深い谷とカールを作り上げました。自然の力の偉大さにおどろかずにはいられませんでした。


ロープウェイの終着地点の案内板
標高2612mの山頂駅を出た所の案内板。
夏でも10度から15度くらいの高地の別天地


乗越浄土の頂上
ここには宝剣山荘と天狗荘の2つの山小屋があり、木曽駒ヶ岳、宝剣岳、伊那前岳などの登山ルートの分かれ道になっています。

・乗越浄土(のっこしじょうど)から見た宝剣岳

宝剣岳は標高2931mは駒ヶ岳のたおやかな山並とは対照的に、荒々しくどこから眺めても鋭い穂先が印象的です。

乗越浄土から宝剣岳を望む

・乗越浄土から見た中岳、駒ヶ岳方面

木曽駒ヶ岳は標高2956mで山頂からの眺望が素晴らしく、
真夏の別天地、

富士山をはじめ南アルプス、御岳山、乗鞍岳、北アルプスを一望でき高山植物の宝庫です。

乗越浄土から中岳方面を望む


中岳への登山道を行く


中岳への最後の岩場を行く


中岳の山頂指標


中岳駒ヶ岳神社の祠


にぎやかに登山道を行き交う人々


木曽駒ヶ岳、頂上木曽小屋


木曽駒ヶ岳山頂指標


駒ヶ岳神社山頂本社


宝剣岳山頂を目指す登山者


宝剣岳山頂の祠


宝剣岳山頂の岩間にて


宝剣岳山頂にて天に祈る


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