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信越トレイル スノーフェスティバル2006 -豪雪期のスノーシューツアー


豪雪の信越トレイルを行く
豪雪地帯として知られている関田山脈は信州と越後にまたがっており、2005年7月「信越トレイル」として斑尾山山頂より牧峠までの約50kmがオープンとなりました。
今回はNPO法人信越トレイルクラブと飯山市森の家が主催・共催となり、2006年1月28、29と「信越トレイルスノーフェスティバル2006」が開催され、29日に「豪雪期の信越トレイルスノーシューツアー」が行われました。
飯山市の国道292号線の涌井より入山をして関田山脈の尾根を縦走して飯山市の中条地区まで約6km、所要時間約4時間の行程で、参加者100名を超える人数で、好天の中、積雪3mを超える信越トレイルをひとりの落伍者もなく、全員無事に素晴らしいスノー体験のツアーとなりました。今回はスノーシューメーカーさんのご協力も成功の大きな要因となっておりました


出発地点の朝の風景
なべくら高原森の家に集合をして、2台のバスに分乗して、出発地点の飯山市涌井に到着。

朝の出発前の出発地点ではスノーシューにはきかえ、スノーシューの具合や準備体操など、はやる気持ちを抑えながら、各人が出発の準備を整える。

信越トレイルクラブの理事であり作家でバックパッカーの加藤則芳氏を先頭に第1班が新雪がまぶしいノートラックを力強い足取りで出発をしていきました。

朝日に輝く新雪を踏んで第1班が出発


新雪が美しい関田山脈の本尾根をめざして第1班の先発隊が出発していく。


沢筋から支尾根への登り

急斜面をジグザグ歩行で一歩一歩

しばしの登りで見通しの良いところに出て来ました、

そこより後ろを振り返ると、斑尾山の山麓に開かれた斑尾高原スキー場のトップエリアと周辺の風景が見通せる様になり、晴天の関田山脈の雪景色を楽しむ事が出来ました。

途中より斑尾山方面を望む


疲れも吹き飛ぶ晴天の雪景色を楽しむ
関田山脈本尾根への途中、開けた場所でしばし快晴の冬景色を楽しむ人達。

冬の晴天はバックカントリーにおいては最高のプレゼント。


信越トレイルの出発地点、斑尾山山頂を正面に望む


本尾根に向けて雪原を行く

杉の樹林帯を抜けて行く


関田山脈の本尾根に到着、志賀の山並から野沢方面が望め、眼下には広大な飯山盆地が広がる


記念撮影をする人達

思い思いに休憩をする人達


本尾根を行く
しばらく休憩の後、いよいよ関田山脈の本尾根のスノーシュー縦走となります。積雪は3mは有に越し、すべて一面は足跡一つないノートラック。真っ青な青空に歓迎されて、足取りも軽く、次の目的地「大将陣」に向かって歩き始めました。

スノーシューについて
スノーシューは日本風に言い換えると「西洋式かんじき」と言えます。
雪深いところを歩く事に必要な道具として古くから利用されてきました。スノーシューとかんじきの違いをあげるとすればスノーシューは踵があがり、歩行の際歩き易くなっております。
近年トレッキング人気が高まり、冬の雪原や里山トレッキングなどスノーシーズンの美しい雪景色を楽しんだり、健康維持のためなど運動不足の冬のシーズンにも多くの愛好者が増えて来ております。

ふわふあの新雪の触感を楽しむ


大将陣に向かう途中の風景より「関田山脈の中心部分から後半の山並を望む」


新雪のノートラックをダウンランで楽しむ

大自然と一体になり雪を楽しむ

尾根筋を進む、雪屁(せっぴ)や危険箇所をチェックしながら慎重に進む。
うさぎやきつね、たぬき、テンなどの足跡も多く見られます。

尾根筋を行く


冨倉峠に到着(峠の急坂をダイブや尻すべり(けつぞり)で雪あそびを楽しむ)


尻すべり(けつぞり)で遊ぶ

ダイブで飛び込む


冨倉峠より本尾根に戻る
冨倉峠は越後と信州を結ぶ、大切な生活の道で、昔の人はこの峠を重い商いの荷物や生活物資を持ち行き来し、雨の日も雪の日も、吹雪きを日もこの峠を越えていった事でしょう。

特にこの峠では登りの疲れを癒したり、休憩の時、見知らぬ人との会話もあり、つかの間の憩いの場所でもあったでしょう。


ランチタイムの大将陣に向かってもう少しのがんばり

ランチタイムの大将陣に到着

大将陣について
大将陣は戦国時代の武将、越後の上杉謙信が川中島合戦で有名な甲斐の武田信玄との合戦の際、越後より現在の国道292号線を南下して兵を運んで来ました。その際信州側の見通しが利く、この関田山脈の尾根の小高いところに上杉謙信が陣を張り、飯山地域などの敵の進入を監視していたと伝えられる。このような事からこの場所を大将陣
と名付けられております。
また「謙信ずし」と知られている笹寿司はこの下の冨倉地域を上杉謙信が通過の際、村びとが笹の上に酢めしのご飯を載せ、その上に山菜やくるみの実などを載せて差し出したのが名前の由来とされています。


雪の上でランチを楽しむ

景色を楽しみながらのランチタイム

ランチのひとときも終わり、これから下山に入ります。下山ルートは途中かなり急な崖もあり、慎重になおかつ楽しみながらの下山となりました

新雪の急坂をダウンランで下る


転倒もまた愉しです

雑木林を行く


元気な足取りで信越トレイルを下山する
今回のツアーには下は中学生から上は60才台のシニアクラスまで幅の広い人達が集まり、スノーシューを通じて違う年代層の人達が同じ楽しみを味わい、皆さんが同じ楽しいいい顔になっていました。大人は子供の顔に、子供は新しい体験に目を輝かせておりました。自然に触れた感動が年代を越えて生き生きとした心の喜びを素直に表現出来た一日ではなかったかと感じられました。

-記・写真 山田 輝-


下山途中で志賀の山並から飯山方面が見渡せる眺望スポットにて


最後の急坂を下る

崖をけつゾリで下る若い元気な女性

最後の急坂を無事にクリアーをして、緩やかな里への雪のトレイルをゆっくり下る。光りと影のコントラストが美しい下山風景。

一列でのんびり下る光と影の信越トレイル


ふっくら積った雪景色の中を里へと下る人達

里の民家も見え始め、今回の信越トレイル スノーシューツアーもいよいよフィナーレ、今日の楽しかった一日を思い浮かべながら、最終地点に向かう。

山から里へと下りて来ました


信州ネイチャークラブ・斑尾チームNPウィンタープラン
冬の美しい斑尾高原でスノーホリデーをお手伝いいたします。スノーシューバックカントリーで森や林、山頂トレッキングなどご案内いたします。またスキー教室やテレマークスキー、ネィチャースキー、など安全に楽しめるようにガイドも行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
389-2257 長野県飯山市斑尾高原
信州ネイチャークラブ 斑尾チームNP事務局 TEL0269-64-3250

信州の旅.com 冬の傑作写真 額入り写真の販売について
信州の旅.comでは多くの取材の中で傑作写真を保有しております。山岳風景、里山風景、花風景などをプリントをして額入りでご用意致します。

お祝い事のプレゼントやショップ等の雰囲気作り、ご自分の家のインテリアとしてご利用下さい。

お気に入りの写真の小さなマイギャラリーも気分が和みます。

・アクセス
[車]上信越自動車道、豊田飯山ICより
[鉄道]JR飯山線、飯山駅又は戸狩.野沢温泉駅下車
    斑尾高原JR長野駅より高速バス1時間10分(季節運行)
・お問い合せ
営業時間、料金、内容等変更になってる事もありますので現地へお問い合わせの上ご利用ください。
信越トレイルクラブ(なべくら高原森の家内) TEL0269-69-2888
斑尾高原山の家 TEL0269-64-3222

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豪雪の尾根を越えて

信越トレイル
スノーフェスティバル2009
2009/1/24、25日

1日目24日(9:30〜21:30)
・ウインターギア大展示場
・最新スノーシューを無料体験
・信越トレイルチャリティーバザー
・スノーシューダウンヒルツアー
・スノーシューツアー
・歩くスキーショートツアー
・スノーシュー星空ナイトハイク

2日目25日(8:00〜15:00)
7:30受付
・スノーシューで行く豪雪の信越トレイルツアー花立山へ
集合場所:なべくら高原・森の家
参加費:3000円(スノーシューレンタル保険込み)
予定コース:信越トレイル花立山へ(健脚向け)
・その他カメラハイクやのんびりコースもあります。

・スノーシューレンタル無料
(昼食、冬山衣類、ストック、防寒靴、その他)
雪に状況によりコース変更する場合あり)

お申し込み・お問い合わせ
信越トレイルクラブ
TEL0269-69-2888

温泉情報


湯滝温泉


戸狩温泉・望の湯、暁の湯


斑尾高原温泉・斑尾高原ホテル内


まだらおの湯

周辺の旅とっておき情報

標高1289mの鍋倉山は山麓から山頂付近まで豊かなブナの森が広がり、冬は多い時には8mもの積雪を記録する。豊かな森をスノーシューや山スキーで楽しむベストエリアと言えます。山頂からの眺めも素晴らしく、西には妙高山や火打が望め北東方面には越後三山が望める。2月後半から5月まで豪雪期からブナの芽吹きから新緑と自然のいぶきを感じながら楽しめます

信越トレイルクラブの冬のスノーフェスティバルが行われ、2日目の豪雪の関田山脈スノーシューツアーの模様を撮影したページです。

斑尾山スノーシュー&バックカントリー
標高1382mの斑尾山のスノーシュー登山、及びバッカントリーのコース等紹介しております。また眺望抜群の大明神岳の大パノラマもご披露しております。

斑尾山の北に位置する袴岳は標高1135mと比較的低い山ですが、ここも豪雪地帯の山で、冬は4mの雪に埋まり、そのため人の手があまり入らず、山頂付近には豊かなブナの森が広がっている。途中の袴の丘が絶好のビューポイント。

標高1022mの大平峰(毛無山)は斑尾高原の希望湖すぐ脇にある登山口から比較的楽に登れる山として、観光客やハイカーの人達に親しまれております。しかし冬の厳冬期は4mもの雪に覆われ完全な冬山と化します。しかし冬の晴れ間の時や3月から5月の新緑にかけてはスノーシューの絶好のロケーションとなります。美しい北信濃の風景を見る事が出来ます。

2005年7月オープンした、総延長50km斑尾山より牧峠までの信越トレイルの魅力あるコースを紹介しているページです。

日本300名山の斑尾山の山行の様子を記録したページです。3箇所の登山口からのアプローチを紹介しております。

グリーン期の袴岳のセラピーロードをまわりの風景を交えて紹介しているページです。

斑尾高原の沼の原湿原の春の様子を撮影し、紹介しているページです。

森林セラピー基地北信州いいやま
北信州いいやま市が林野庁より森林セラピー基地の認定を受け、その魅力ある森林セラピーロードおよび周辺の環境を紹介しているページです。