諏訪大社・上社御柱祭

 上社木落しから川越しに向かう 2004年4月3日撮影

上社御柱祭は上社本宮、上社前宮の氏子たちにより執り行なわれる。上社の大きな特徴は巨大な御柱に「めでどこ」を取り付け、その上に選ばれた挺子衆がはれやかに騎乗して、「おんべ」を振りながら御柱街道を進む。

途中「穴山の大曲(おおまがり)」の難所や華麗で見せ場の宮川の「木落とし坂」、そして豪快な宮川の「川越し」を経て山出し最後の到着地安国寺の「御柱家敷」に到着する。

このあと1ヶ月近く安国寺の「御柱家敷」に安置される。この時山出し最後の御柱家敷では「山の神様お帰りだ」と木遣り唄が唄われて、豪快な山出しが終わる。

1ヶ月後に豪快な山出しから趣きを変え、豪華絢爛の昔ながらの行列が特徴の里曳きが執り行なわれる。上社の御柱は7年に一度の晴舞台を、こころ置きなく楽しむかのように華麗に山を下り、川を越えて上社に向かう。それは神となるモミの木と人が、一体となる喜びの儀式に見える。

2010年4月1日より諏訪の御柱祭りが始まり、再び勇壮な男たちの祭りが繰り広げられます。
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2004年上社御柱祭スケジュール
山出し 4/2(金)〜4/4(日)綱置場-子之神(ここで1泊)-木落とし坂-宮川の川越し-御柱家敷
里曳き 5/2(日)〜5/4(火・祝日)御柱家敷-上社前宮-上社本宮


綱置場出発風景

木落とし坂へ曵行道中

最初の難関「穴山の大曲」を通過して第2の難所「木落とし坂」での一糸みだれぬ緊張の瞬間。
綱係やてこ衆のバランスを取りながら、「めでどこ」に選ばれた挺子衆がはれやかに騎乗し「めでどこ」を揺らしながらの華麗な木落としが見所。
(本宮一の御柱)


「宮川の川越し」への行く途中の曵行風景(本宮一の御柱)


民家の立ち並ぶ道を曵行して行く(本宮一の御柱)

「宮川の川越し」の目の前での緊張の一瞬(本宮一の御柱)


川越しで御柱が川に落ちる瞬間(前宮一の御柱)

無事に宮川の川越しを終え、最後御柱を岸に上げるところ。
冷たい雪解け水の中、豪快にそして勇壮に寒さに耐えての川越しも、氏子の皆さんの御柱に対する熱い気持ちが充分に伝わって来ました。
2004年4月3日この日の御柱には31万人の人達が楽しみました。
この後1ヶ月後には里曵きが始まります
(前宮一の御柱)


アクセス
[車]中央自動車道諏訪IC
[電車]JR中央本線上諏訪駅下車
お問い合せ
・諏訪市観光協会 長野県諏訪市高島1-22-30 TEL0266-52-2111 http://www.suwakanko.jp/
・諏訪市観光案内所 TEL0266-58-0120