下社御柱祭は下社秋宮、下社春宮の氏子たちにより執り行なわれる。下社の御柱には上社のような「めでどこ」を持たない素の大木が山道を下り、最大斜度35°延長約100m近い急斜面を一気に滑り降りる木落としの迫力が最大の見せ場。この木落としは他に比べようがない程の緊張感と興奮を覚える。下社の御柱の魅力を一言で言い表わすならば素牧さと豪快さという言葉に尽きる。一転して市街地に入る里曵きでは、山出しの豪快さから一変して、時代絵巻さながらの騎馬行列や花笠踊りなど、華麗なパフォーマンスが繰り広げられる。特に春宮から秋宮までは市街地がコースとなるだけに約2ヶ月間かけた御柱祭の最後の行事にふさわしいにぎわいを見せる。 |