3 山へ携帯する医薬品と予備の小物と予備の装備品
4 楽しい登山への自己管理と自己認識について
5 備品リスト一覧表 |
【3 山へ携帯する医薬品と予備の小物と予備の装備品】 |
実際に山でけがをしたり、病気になった時は、とにかく我慢して下山するしかありません。それでも薬があれば症状は和らぎ行動ができるかも知れません、いろいろな場面を考えるときりがありませんが、最低限下記の薬品を救急パックとして持参したいものです。 |
解熱鎮痛剤 |
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頭痛、生理痛、傷の痛み、腹痛、歯痛、発熱
(セデス、バッファリン、ポンタール、ボルタレンなど座薬もあるとなお良い) |
胃腸薬 |
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腹痛薬、各種胃薬(ブスコパン、ガスター、百草丸など)
高所では胃腸を整えることは重要です |
外傷セット |
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消毒薬、ガーゼ、カット絆、包帯、三角巾、テーピングテープ、コロスキン |
持病薬 |
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掛かり付けの医師と相談をして、常用薬と必要薬を用意する。 |
予備の小物と予備の装備品 |
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備えあれば憂いなしで山ではどのようなアクシデントが起るか解りません、もしものときを考えて 非常時の準備も怠りなく。
ツエルト(ビバークテント)、レスキューシート、マット、ヘッドランプ、テーピングテープ、ライター、マッチ、固形燃料、ろうそく、非常食、絆創膏、粘着テープなど |
【4 楽しい登山への自己管理と自己認識について】 |
今回の「いつまでも健康に、山を歩き楽しむ」のテーマでいろいろポイントを付ながら、より負担の少ない山歩きや山の知識の講座をすすめて来ましたが、これは近年の中高年のトレッキング及び登山の事故が増加しており、知識を持ちながら、ゆとりのある山行をしていただき、充実した日々にしてもらいためのものです。私はスキーを通じて山の知識を多く学び、春、夏、秋の山旅を楽しんでおります。しかし人間は年令と共に体力、知力は衰えて来ます。それをカバー出来るのは知識です。しかし知識だけでは山の厳しさ、自然条件、スケールを克服する事は出来ません。ある程度の年令を超えたら(年令的には50才くらい)大自然の中でのご自分の体力と回復力の欠如、バランス感覚の衰えなどを考慮に入れ、無理な計画や、無謀な行動は避け、余力を持った、安全で楽しい、主体性のある山旅をして、安全への自己管理を自ら作り出し、いつまでも健康に安全な山旅をしていただければと思っております。
そのために行動計画、軽量化、機能の良い装備、美味しい食事に気を配る事から安全が生まれて来ます。 |
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ミヤマダイモンジソウ |
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基礎知識 3-1
・簡単な地図の見方とコンパスの使い方
・登山道の地形の名称、コース標示の知識 |
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基礎知識 4-2
・山へ携帯する医薬品と予備の小物と装備品
・楽しい登山への自己管理と自己認識について |
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