・科学的結果について
1、ストレス時に副腎皮質から放出されるコルチゾールが旅行中、日を追うごとに減少しており、ストレスが低下して行く様子がわかる。
2、幸福感と関係するセトロニンの代謝産物(5-HIAA)が旅行初日の夜に高くなっており、日常生活から開放されて、幸福感に包まれていた様子が伺える。
表情にも幸福感が見られ一致する結果となりました。
3、さらにがん細胞の増殖を抑えるナチュラルキラー細胞(NK細胞)が、出発しようとした時点から増え始め、旅行2日後まで高い水準だった事や、肌の老化や動脈硬化を促進する活性酸素の促進を抑える能力のSOD活性の増加も旅行5日後まで見られた。
このような結果から「旅は免疫力を高め、がんや老化を予防する効果がある」と科学的な分析も裏付けされる。 |
・心理的な質問調査からも分析した結果について
日常生活の悩みが、全体的に解消され、5日後の時点でも軽減傾向が続いていた。
中でも家族関係や仕事、収入など見近な問題ほど軽減傾向が強かった。
このため「単に感情が和らいだというより、家族に対する見方が好意的に変わったり、話し方の口調がやさしくなったりと変化が見られた。
これは旅などで気分転憾することにより、物事の解決方法が見つかった結果ではないか」とおもわれます。
また、怒りや緊張、不安感なども同様にやわらぐ傾向が見られた。
悩み、怒りのいずれも、内向的だったり、行動に自信のない人ほど軽減傾向が大きかったことが解った。
(この結果は予想外,今回の旅は周遊型でコースも決まっていて、旅のストレスがたまらない、質の高い添乗員がいた旅だった事が要因になった可能性があります) |
・脳波からの分析結果について
旅行前夜と旅行中の脳波を比べ、旅行中は脳活動が低下して、休息効果があることが解った。
リラックスすると高まるアルファ波の比率も旅行中に増加して、いやしの効果があると見ている。
男性や旅行経験の少ない人に顕著な傾向も見られた。
総合評価として「生理的、心理的、脳波結果などの分析結果が一致したデータが出た事に非常に驚いている。
今後はもっといろいろなケースを設定して、詳細に科学的分析を行ってみたい」としめくくっておりました。
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